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【アドセンス初心者必見】Googleアドセンスの広告の種類と設定方法

【アドセンス初心者必見】
Googleアドセンスの広告の種類と設定方法

Googleアドセンスの審査を通過して最初に悩むのが「どの広告をどこに貼るか」という点です。
実は、広告の配置や種類の使い分けを正しく理解することで、クリック率(CTR)や収益性の効率を上げることができます。

今回の記事では、

  • アドセンス広告の最新の種類と特徴
  • 各広告フォーマットのメリット・デメリット
  • ワードプレスに広告を設定する方法

をそれぞれ詳しく解説します。Googleアドセンスの審査に通過してこれから広告を貼っていこうと考えている方、もしくはこれからアドセンスの利用を検討している方にもわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください🍋

Googleアドセンスの審査に通るためのポイントはこちらの記事で詳しく解説しています

1. Googleアドセンス広告の基本構造

Googleアドセンスは、WEBサイト・ブログの内容や訪問者の興味関心に合わせて、最適な広告を自動で表示する広告です。

Googleアドセンスは、WEBサイト・ブログの内容や訪問者の興味関心に合わせて、最適な広告を自動で表示する広告です。
広告主(企業)はGoogle広告を利用して広告を出稿し、その広告がアドセンスで掲載されます。
アドセンスで掲載される広告はGoogle広告ではディスプレイ広告やP-MAXと呼ばれる広告で出稿したものがメインになります。

企業がお金を出して広告を出稿し、その広告がアドセンスでクリックされる(もしくは表示される)と収益が発生する仕組みとなっています。

GoogleアドセンスはA8.netやもしもアフィリエイトなどのアフィリエイト広告と混同されることも多いのですが、上記のような違いがあります。

アフィリエイト広告は自分で掲載したい広告やバナーを選ぶことができるのに対し、アドセンス広告はGoogleが自動で掲載する広告を判断し掲載するため、必ずしも記事やサイトの内容に沿った広告掲載されるとは限りません。
その代わり、一度コードを設置してしまえばGoogleが勝手に広告を選んでくれるので、最初の設定だけしてしまえばあとは何もしなくても大丈夫という簡単さがあります。

2. Googleアドセンスの広告の種類

↑2025年10月現在、Googleアドセンスの広告は「ディスプレイ広告」「インフィード広告」「記事内広告」「Multiplex(マルチプレックス)広告」の4種類があります。

Googleアドセンス広告の種類と向いているサイト、主な掲載位置、特徴と使い分けを一覧にした表

↑上記の表はGoogleアドセンス広告の種類向いているサイト主な掲載位置特徴と使い分けを一覧にしたものです。
ここから各広告についてさらに詳細に解説していきます!

2-1. ディスプレイ広告

Googleアドセンスのディスプレイ広告の広告表示例

ディスプレイ広告は、もっとも基本的で汎用性の高い広告タイプです。
画像・テキスト・動画など、さまざまなフォーマットに対応しており、自動的に最適なサイズに調整(レスポンシブ対応)されます。

○ ディスプレイ広告のメリット

  • 視認性が高く、クリック率を上げやすい
    サイドバーや記事下など、ユーザーの目に入りやすい位置に設置できるため、広告収益の安定化に貢献します。

  • 自動最適化が進んでいる

    GoogleのAIが自動的に広告サイズや表示形式を調整してくれるため、初心者でも扱いやすい広告タイプです。

△ ディスプレイ広告のデメリット

  • 広告感が強く、ユーザー離脱の原因になる場合がある
    広告がコンテンツとかけ離れた印象を与えると、ユーザーがページを離れてしまうリスクがあります。

  • 配置場所によってはクリック率が低下
    ページ上部やサイドバーの位置次第で、広告が見られにくくなることもあります。

ディスプレイ広告は、記事の最下部やサイドバー(このブログでも設置しています)など読者の目につきやすいところに設置すると効果的です。
ただ、コンテンツ(ブログ記事の本文や画像など)に干渉するような場所に設置するとコンテンツ自体が見にくくなってしまうため注意が必要です。

《 ディスプレイ広告の設定方法 》
アドセンスの画面左メニューから「広告」をクリックし、「広告ユニットごと」を選んだ後「ディスプレイ広告」をクリックします。

↑アドセンスの画面左メニューから「広告」をクリックし、「広告ユニットごと」を選んだ後「ディスプレイ広告」をクリックします。

ディスプレイ広告のプレビューはタイプ(スクエア・横長・縦長)を変更して確認することができます。 画面右上の「広告ユニット名」にわかりやすい名前をつけて、広告サイズは「レスポンシブ」を選択し、右下の「作成」をクリックします。

↑ディスプレイ広告のプレビュータイプ(スクエア・横長・縦長)を変更して確認することができます。
画面右上の「広告ユニット名」にわかりやすい名前をつけて広告サイズ「レスポンシブ」を選択し、右下の「作成」をクリックします。

「広告を作成しました。コードを配置してください」という画面で表示されたHTMLのコードをコピーします。

↑「広告を作成しました。コードを配置してください」という画面で表示されたHTMLのコードをコピーします。

コピーしたコードを広告を掲載したい位置に貼り付けます。

ワードプレスの投稿に掲載する場合は、投稿の編集画面から「コード」を選択して貼り付けます。
広告を作成した直後は反映されるまで時間がかかる場合があるので、数日後に広告が正しく表示されているか確認して完了です!

2-2. インフィード広告

インフィード広告は、ブログの「記事一覧」や「カテゴリー一覧」などに自然に溶け込むように配置される広告です。

インフィード広告は、ブログの「記事一覧」や「カテゴリー一覧」などに自然に溶け込むように配置される広告です。
サイトやブログのデザインに合わせたカード型のレイアウトで、読者や訪問者に違和感を与えずに広告を表示することができます。

○ インフィード広告のメリット

  • コンテンツと一体化しやすい
    サイトのデザインに合わせて背景色や文字色を調整でき、広告が自然な形で掲載されます。

  • クリック率が比較的高い

    記事一覧の流れの中に広告があり、自然な興味でクリックされやすくなります。

△ インフィード広告のデメリット

  • 気づかれにくく、クリック率が安定しない
    自然に溶け込みすぎると、ユーザーが広告と認識せずスルーしてしまうことがあります。「押し付けがましくない分、成果が伸びにくい」点がデメリットです。

インフィード広告は、記事一覧の合間に設置することで「広告」ということを強調せずに表示させることができます。
しかし、デメリットで紹介したように、クリック率が安定しづらく収益が不安定になる可能性もあります。

《 インフィード広告の設定方法 》
アドセンスの画面左メニューから「広告」をクリックし、「広告ユニットごと」を選んだ後「インフィード広告」をクリックします。

↑アドセンスの画面左メニューから「広告」をクリックし、「広告ユニットごと」を選んだ後「インフィード広告」をクリックします。

「新しいインフィード広告」の画面で「自動で広告スタイルを作成する」を選択し、インフィード広告を掲載したいページのURLを貼り付けて「ページをスキャン」をクリックします。

↑「新しいインフィード広告」の画面で「自動で広告スタイルを作成する」を選択し、インフィード広告を掲載したいページのURLを貼り付け「ページをスキャン」をクリックします。

手動で作成することもできますが、URLをスキャンすればGoogleが勝手にレイアウトに合わせたインフィード広告を作成してくれるので便利です。

次の画面でインフィード広告が実際に表示されたときにどのような見た目になるのかをプレビューで確認することができます。

↑次の画面でインフィード広告が実際に表示されたときにどのような見た目になるのかをプレビューで確認することができます。

↑プレビューを確認したら、「広告ユニット名」部分に名前を入力します。
また、その下部にあるオプション部分では広告のフォントや画像サイズ、パディング等を細かく調整することができます。(特にこだわりがなければ調整は不要)

最後に「保存してコードを取得」をクリックします。

表示されたコードをコピーします。

↑表示されたコードをコピーします。

今回はワードプレステーマ「Cocoon」の場合の設定方法を紹介します。

メニューの「Cocoon設定」をクリックし、上部のタブから「広告」をクリックします。
「アドセンス設定」の下部にある「広告コード」に先ほどのコードをコピーして保存すれば設定完了です。

2-3. 記事内広告

記事内広告は、記事本文の段落の間に自動で挿入される広告形式です。
コンテンツを読み進める途中に自然に現れるため、読者の関心に合わせて広告を表示できるのが大きな特徴です。

○ 記事内広告のメリット

  • 読者の興味が高いタイミングで表示される
    記事内容を読みながら広告を見るため、クリックにつながりやすい傾向があります。
  • Googleによって見た目やレイアウトが最適化される

    広告の要素(フォント・色・ボタンなど)は Google によって最適化され、より良い表示を目指すことができます。

△ 記事内広告のデメリット

  • 広告感が薄すぎてスルーされる可能性がある
    インフィード広告と同様に記事内に自然な形で配置されるため、クリックされずに収益が不安定になる場合があります。

  • 記事の間に広告があり、記事自体が読み辛くなることがある
    記事の間に広告が入ることにより、記事自体が読み辛くなってしまうという「本末転倒」的なことが発生してしまう可能性があります。

     

記事内広告は、長文の記事や読み物系の記事、ブログ、WEBサイトにおすすめの広告媒体です。
ハウツー系や比較的短いブログ記事(5000文字程度)の場合、記事内広告を設定したけれど収益はそれほど発生せず、さらに読み辛く離脱率が上がってしまう可能性もあります。

《 記事内広告の設定方法 》

↑アドセンスの画面左メニューから「広告」をクリックし、「広告ユニットごと」を選んだ後「記事内広告」をクリックします。

「広告ユニット名」部分に名前を入力します。
また、その下部にあるオプション部分では広告の文字フォントや文字色、背景色を設定できます。(特にこだわりがなければ調整は不要)

画面右下の「保存してコードを取得」をクリックします。

↑表示されたコードをコピーします。

↑ワードプレスの場合は、記事の間の広告を表示させたい部分に「コード」で先ほどコピーしたコードを貼り付けます。
広告を作成した直後は反映されるまで時間がかかる場合があるので、数日後に広告が正しく表示されているか確認して完了です!

2-4. Multiplex(マルチプレックス)広告

Multiplex広告は、複数の広告をカード型で並べて表示する「コンテンツレコメンド風の広告」です。
以前の「関連コンテンツ広告」が進化したもので、ユーザーがより多くの広告を一度に目にするように表示できます。

○ Multiplex広告のメリット

  • 複数の広告を一度に表示でき、収益性が高い
    一枠に複数の広告ユニットが表示され、クリックされるチャンスが増えます。
    単一のディスプレイ広告よりもインプレッション収益(RPM)が高くなるケースもあります。

  • ページ下部の「関連記事」エリアと相性が良い
    記事を最後まで読んだユーザーは次の行動を探している状態です。そのタイミングでMultiplex広告を配置することで、自然にクリックを誘導できます。

△ Multiplex広告のデメリット

  • 設置場所によって効果が大きく変わる
    ページ下部に置くのが一般的ですが、スクロールされにくい位置にあるとほとんど見られません。
    記事下部、コメント欄の上など、ユーザーの視線が自然に止まる位置を選ぶことがポイントです。 
《 Multiplex広告の設定方法 》
アドセンスの画面左メニューから「広告」をクリックし、「広告ユニットごと」を選んだ後「Multiplex広告」をクリックします。

↑アドセンスの画面左メニューから「広告」をクリックし、「広告ユニットごと」を選んだ後「Multiplex広告」をクリックします。

「広告ユニット名」部分に名前を入力し、右下の「作成」をクリックします。

↑表示されたコードをコピーします。

↑ワードプレスの場合は、広告を表示させたい部分に「コード」で先ほどコピーしたコードを貼り付けます。
広告を作成した直後は反映されるまで時間がかかる場合があるので、数日後に広告が正しく表示されているか確認して完了です!

3. アドセンス広告の効果測定と最適化のポイント

Googleアドセンスで収益を上げるためには、「広告を設置する」だけでは不十分です。
実際に広告がどのように表示され、どこで収益が発生しているかを定期的に確認し、データに基づいて改善(最適化)することが大切です。

効果測定に使うべき主要指標(KPI)

指標名意味改善の方向性
ページビュー(PV)広告が表示されたページ数   アクセス数の増加で全体の収益が増加
クリック率(CTR)広告がクリックされた割合広告位置・種類の改善で上昇を目指す
クリック単価(CPC)1クリックあたりの収益額高単価キーワードのページを増やす
収益(収益合計)全広告からの合計収益CTR・CPC・PVの総合バランスが重要

まとめ😺

今回の記事では、Googleアドセンスの各広告タイプの特徴とメリット・デメリット、設定方法を詳しく解説しました。
アドセンスに合格したら、運営するブログやWEBサイトにあった広告を設置することが収益化のためには大切です。

ぜひ今回の記事を参考に、アドセンスの収益化を一緒に頑張っていきましょう!

2025-11-14
Friday

weblemonの筆者

YUKINKO

20代後半のWEBマーケター&WEBデザイナー
新卒で商社に入社しWEBマーケターとして勤務後、
カナダに渡航し現地企業のWEB制作と
マーケティング支援を行う。
現在は帰国し某企業でWEBマーケターをしています。

 自分がWEBマーケター・WEBデザイナーとして
仕事をしているときに気になった事を
調べた経緯を残しておきたいなという思いと、
それを誰かのお悩み解決に
役立てることができたらいいなと思っています。

“ネコとレモンのWEBマーケ&デザインブログ”
みたいな感じで覚えてもらえたら嬉しいです😺🍋

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