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phpMyAdminとは?ワードプレスとの関係性をわかりやすく解説

phpMyAdminとは?ワードプレスとの関係性をわかりやすく解説

ワードプレスを使用してウェブサイトを制作している方や、ウェブデザインに興味がある方の中には、「phpMyAdmin」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
このツールは、データベース管理のための非常に便利なツールです。ワードプレスの引越しやリダイレクトの設定、データのバックアップなどを行う際に登場することが多いツールでもあります。

今回の記事では、phpMyAdminの基本的な機能やワードプレスとの関係性について、ワードプレス初心者の方にもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!

1. phpMyAdminとは?

phpMyAdminを説明する前に、まず「データベース」について簡単に理解しておく必要があります。データベースとは、情報を効率的に保存・管理するための仕組みです。

phpMyAdminを説明する前に、まず「データベース」について簡単に理解しておく必要があります。

データベースとは、情報を効率的に保存・管理するための仕組みです。

例えば、ワードプレスの投稿内容、ユーザー情報、コメント、サイト設定などはすべてデータベースに保存されています。このデータベースにアクセスして情報を取得したり変更したりすることで、ワードプレスは動作しています

phpMyAdminは、データベースを視覚的に操作できる無料で利用できるツールです。
インターネット上(ウェブブラウザ)からアクセスできるため、初心者でも直感的に操作が可能です。

データベースの中身を直接閲覧したり、編集したりするには専門的なスキル(SQLという言語)が必要ですが、「phpMyAdmin」を使うことによって、簡単にインターネット上でデータにアクセスすることができます。

phpMyAdminではデータベースの作成、削除、テーブル(データを整理する箱)の管理、データの編集、挿入、削除、SQLクエリの実行(例:特定のデータを抽出)、データベースのバックアップや復元ができます。

ワードプレスでは、投稿の内容や設定、画像、ユーザー情報など様々なデータから成り立っています

普段の作業ではワードプレスの画面上で様々なデータの操作(投稿の作成や読者からのコメントも含めて)ができるので、phpMyAdminは使いませんが、データの作成や編集、バックアップの際に使うと便利なツールです。

2. ワードプレスとphpMyAdminの関係

ワードプレスはデータベースを使用して動作します。そのため、phpMyAdminはワードプレスととても重要な関係にあるツールの一つです。

ワードプレスに関するデータの保存場所としてのデータベース

ワードプレスで作成したサイトのさまざまな情報(投稿、固定ページ、ユーザー、コメントなど)は、すべてデータベースに保存されています。

ワードプレスで作成したサイトのさまざまな情報(投稿、固定ページ、ユーザー、コメントなど)は、すべてデータベースに保存されています。

(例)
・投稿記事は「wp_posts」テーブルに保存
・ユーザー情報は「wp_users」テーブルに保存
・プラグインの設定情報は「wp_options」テーブルに保存 など

phpMyAdminを使うことでデータベースの内容を見やすく確認できます。
ワードプレスのあらゆるデータを格納しているでデータベースと連携して、データベースの中身を閲覧、編集するためのツールです。

上の画像はphpMyAdminの実際の操作画面です。 画面左側にデータベースに入っているフォルダが一覧で表示され、各フォルダには「_comments」や「_posts」など種類に分けて名前がつけられています。

↑上の画像はphpMyAdminの実際の操作画面です。
画面左側にデータベースに入っているフォルダが一覧で表示され、各フォルダには「_comments」「_posts」など種類に分けて名前がつけられています。

phpMyAdminを使う場面

ワードプレスの投稿内容やプラグインのインストール、更新などはワードプレス上で行えるため、「phpMyAdmin」は必要無いと感じられている方もいるかもしれません。
phpMyAdminはどんな時に必要となるのかを解説していきます。

《phpMyAdminを使う場面》

1. トラブルシューティング(トラブル解決

サイトが突然動かなくなった場合、phpMyAdminでデータベースを確認し、不具合の原因を特定できます。

  • 例:特定のプラグインがエラーを引き起こしている場合、そのプラグインのデータを削除することで解決可能。

2. データのバックアップや復元

サイト移行やアップデート前に、phpMyAdminを使ってデータベースのバックアップを取ることで、万が一のトラブルに備えられます。

phpMyAdminを使用する場面は、日常的にはそれほど多くないですが、何らかのトラブルが起きた(ログインできなくなった、データが消えてしまった など)時に使うことでそのトラブルの原因を確認したり解決することができるツールです。

3. phpMyAdminへのアクセス方法

phpMyAdminを使うには、まず利用しているレンタルサーバーからアクセスする必要があります。以下では、「ロリポップ!」「エックスサーバー」を例に、phpMyAdminへの具体的なアクセス手順を紹介します。

「ロリポップ!」の場合

「ロリポップ!」にログインし、「サーバーの管理・作成」から「データベース」をクリックします。

「ロリポップ!」にログインし、「サーバーの管理・作成」から「データベース」をクリックします。

「データベース」とという画面が表示されたら、「操作する」をクリックします。

↑画面中央の「パスワード確認」をクリックするとパスワードが別ウィンドウで表示されます。
ユーザー名、パスワード、サーバーを確認(コピー)して「phpMyAdminを開く」をクリックします。

phpMyAdminのログイン画面に先ほど確認した情報を入力すると、ログインすることができます!

↑phpMyAdminのログイン画面に先ほど確認した情報を入力すると、ログインすることができます!

「エックスサーバー」の場合

エックスサーバーにログインし、該当サーバーの「サーバー管理」をクリックします。

↑サーバーパネルにログインすると、画面左側のメニューに「phpmyadmin」が表示されます。
クリックすると、自動的にphpMyAdminにログインすることができます。

まとめ😃

phpMyAdminはワードプレスサイトのデータベースを管理するための強力なツールです。「ロリポップ!」や「エックスサーバー」を利用している方も簡単にアクセスできます。

普段から日常的に使うツールでは無いですが、どのようなものかを理解しておくとワードプレスの運用に役立ちます。
phpMyAdminがどのようなものなのか、ワードプレスとの関係性が少しでもお分かりいただけたら幸いです。

2025-04-29
Tuesday

weblemonの筆者

YUKINKO

20代後半のWEBマーケター&WEBデザイナー
新卒で商社に入社しWEBマーケターとして勤務後、
カナダに渡航し現地企業のWEB制作と
マーケティング支援を行う。
現在は帰国し某企業でWEBマーケターをしています。

 自分がWEBマーケター・WEBデザイナーとして
仕事をしているときに気になった事を
調べた経緯を残しておきたいなという思いと、
それを誰かのお悩み解決に
役立てることができたらいいなと思っています。

“ネコとレモンのWEBマーケ&デザインブログ”
みたいな感じで覚えてもらえたら嬉しいです😺🍋

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